映画『8番出口』、想像以上に面白かった!! 予想外のヒューマンサスペンスで、さすがのニノの演技力 ※ネタバレあり

アマプラ(Amazonプライム・ビデオ)で10月2日から配信が始まった映画『8番出口』、もう観ました? テレビ放送もあったので、見た人は多いかな…。

「あの歩くだけのゲームを映画化って、どうやってストーリーにするの?」って疑問を抱いてる人にこそ今すぐ観てほしいんです!(私もそのクチだったんだけどw)

私はゲームもやったことなくて、あまり映画の内容には期待してなくて、二宮和也くん見られるからいいか…くらいの気持ちだったの。でも観終わったあとのすごい満足感ったら。あの独特な閉塞感はそのままに、観る人の心を揺さぶる最高のヒューマンサスペンスに化けてます!

Amazon Prime Videoで見られるので、気になっているなら絶対にチェックしてくださいね!

目次

映画『8番出口』作品情報&あらすじ

まずは映画の基本情報から。主演は二宮和也くん、監督は数々のヒット作を手がけた川村元気さん。

あらすじは以下の通り。

世界中で大ヒットの【異変】探し無限ループゲームを実写映画化。

地下鉄の改札を出て白い地下通路を歩いていく。天井には【出口8】の看板。だがいつまでも出口に辿り着くことができない。

何度もすれ違う同じ男に違和感を感じ、やがて自分が同じ通路を繰り返し歩いていることに気付く。

そして壁に掲示されている、謎めいた【ご案内】を見つける。通路のどこかに【異変】があれば引き返し、なければそのまま前に進む。

【1番出口】【2番出口】【3番出口】……正しければ【8番出口】に近づき、見落とすと【0番出口】に戻る。

次々と現れる不可解な異変を見つけ、絶望的にループする無限回廊から抜け出すことができるのか?

引用元:Amazonプライム・ビデオ『8番出口』

この映画、何がそんなに凄いのかっていうと、ゲームの「ルール」をそのまま主人公の心理描写に変えてしまっているところなんです。

白い蛍光灯、不気味な足音、そしてどこか見覚えのある地下通路の空気感……。異変を見つけなきゃいけない焦燥感と、一向に出口に辿り着けない絶望が重なって、観ているこっちまで地下通路に閉じ込められた気分になっちゃって。

でも単なる恐怖体験じゃありません。ループを進むにつれて「なぜ主人公はこの場所に閉じ込められたのか?」という深い人間ドラマが浮き彫りになっていくんです。ただの脱出ゲームと思わせて、一気に胸を締め付けられる展開になだれ込む構成の素晴らしさには脱帽でした!

以下、ネタバレが含まれるので、読みたくない人はお気をつけください。

1人芝居の極致!主演・二宮和也の演技が凄すぎる

今作の凄まじい没入感を支えているのは、間違いなく主演の二宮和也さんの演技力です!

映画の大部分は、ニノがたった1人で地下通路を彷徨うシーン。過度なセリフに頼らず、微細な目の動き、呼吸の乱れ、そして歩き方のちょっとした変化だけで「困惑」「焦り」「狂気」「諦め」をリアルに表現しているんです。

ニノが演じる主人公って、どこにでもいるようなちょっと頼りなくて優柔不断な男性なんですよね。その「普通っぽさ」があるからこそ、彼が恐怖に震え、過去と向き合って葛藤する姿に自分を重ねてしまって、気づけば応援しちゃっていました。

あとは、ついついニノと一緒にポスターの並び順とか覚えたかな。最初は、美容クリニックの金額とかが変わるのでは?って細かいとこばっか見てたけど、異変はそんなショボいものじゃなかったw

恋人や少年との絡み、そして津波からの最後は…

ニノ演じる「迷う男」がなぜ8番出口にたどり着けないのか。小説があるみたいで、ネタバレサイトにも載ってるみたいだけど…ここでは、あくまで私の考察ってことで。とりあえず前提として、東日本大震災のトラウマがあるっていうのは、ネタバレサイトで見た。だから、津波っぽいシーンが出てくるわけね。

まず、恋人との関係。冒頭で恋人(小松菜奈さん)から妊娠を告げられるんだけど、収入や将来への不安、父親になる覚悟のなさから、ニノは曖昧な返事をして向き合うのを保留に。そして、異変というのは、この妊娠をはじめニノが「見ないふり」をして通り過ぎてきた後悔やプレッシャーだったんじゃないかな。

そんな中、ニノは少年と一緒に進む中で、同じ目線に立って彼を守ろうと決意します。自分自身の弱さや過去の罪としっかり向き合ったからこそ、少年を救うことができたのでは。

津波に流された後、少年が恋人との間に生まれた子供になっているシーンがあるんだけど(たぶんそうなんだろうな、というのは見ている途中で思ったw)、少年を抱きしめるニノにはうるっときたなぁ。あそこで、ニノは新しい未来を決意したんだろうな。

「歩く男」の末路と「迷う男」が選んだ決断の対比

作中で印象的なのが、主人公と同じように通路を歩き続けているスーツ姿の「歩く男」(河内大和さん)との対比。

っていうか、おじさんパートが出てきたのにはびっくりした!! ただの「歩く男」だと思ってたからw でも、ニノと一緒で、実は迷う男だったんだねぇ…

でもおじさんは異変を見極めることも、連れていた少年と本気で向き合うことも途中でやめてしまい、早く出たい一心で強引に出口へ向かってしまいます。その結果、永遠に通路を歩き続けるおじさんになってしまった…ってことでいいのかな?

一方、ニノ演じる主人公は「迷う男」でした。優柔不断で頼りないけれど、異変(現実)から目を逸らさず、少年の声をちゃんと聴いて、最後まで戦って決断し続けた。

ラストシーン、現実世界に戻った彼は、病院にいる恋人に電話をかけて「すぐに行く」と答えます。そして乗り込んだ電車の中で、冒頭では見過ごしていた「泣く赤ん坊を怒鳴る男」に対して、目を逸らさずに立ち上がるんです。

「異変を見逃さない=現実の問題から逃げない」という地下通路での経験を経て、一歩を踏み出したニノの姿には、本当に胸が熱くなりました!

見終わった後、あなたの日常も少し変わるかも?

映画『8番出口』は、一見すると不気味なループものホラーですが、その本質は「人生の選択から逃げない勇気」を描いた最高のヒューマンドラマでした。

まぁ、「ニノが8番出口ループを受け入れるの早すぎるよなぁ」とか、「少年が異変を見つける力すごすぎない?」とか、「ニノの荷物はどうなっちゃったの?」とか、「制作費安く済んだだろうなぁ」とか、ほかにも思うところはいろいろあったけど…w

見慣れた駅の地下通路がちょっと違って見えるような怪異体験と、見終わった後に残る爽やかな感動を、ぜひ味わってみてください。

現在、Amazon Prime Video(アマプラ)で独占見放題配信中です。あなたも地下通路の異変、見つけに行ってみませんか?

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